[R&M BD-1 ] Last Update: 2012/09/01
R&M BD-1 9speed
[Spec.]
Frame; Aluminum Monocoque Birdy frame
Wheel; Alex DV15 18x1.5" F:24H R:36H
Tire; Panaracer Minits Lite
18-1.25
Shifter; Shimano SL-M410-R
Crank; Shimano FC-6500 165mm + BD1 original 56T
BB; Shimano BB-5500 118-68 BC137
Brake; Tektro RS-388A + BR-F700/F800 R55C
RD; Shimano RD-6600-SS
CS: CS-HG50-9 11 12 13 15 17 19 21 23 25 9段
Chain; Shimano HG73 Chain
Pedal; Victor VP-191
Saddle; Active FM-250 bd-1 logo white
Seat Post; Kalloy SPAA2
34.9x570mm
Head Sets; Cane Creek AL2
1-1/8
Handle Bar; Tranz X ATB-01A
25.4x520mm
Read Carrier; R&M Type
4M (NITTO)
[特徴]
BD-1の改造は「暗黒の世界」と呼ばれる程奥が深く、大切に乗っている愛用者が多い。
その理由として私見では、
(1) 主用コンポーネントはShimanoその他の標準品が使用可能な構造となっており、改造が比較的安易である。
(2)一点を除き、フレームの基本設計が良いので、コンポーネントを交換すれば一定の成果が確実に得られる質の良い車体である。
(3) Brompton と似たギミックな折り畳み方式と、他に見られないユニークなデザインは何故か機械好きの男達の心を惹き付ける。
反面、下記のネガティブ要素も併せ持つ。
(4)スタンダード仕様では、お粗末なコンポーネントが多用されている。 この結果として改造するユーザーが多いと推測される。
(5)構造的にキャスターオフセットが非常に小さいので、特に急制動時に突然バランスが崩れる傾向がある。 変化が急なのでかなり危険。
キャスターオフセットが小さいことは、両手離しではハンドルが前に向かないこと、ハンドルがかなりクイックであることでも理解できる。
(6)販売実績台数から見てもビックリする程高価格の割には装備されているコンポーネントのレベルが低く、特にロードバイク所持者から
見ると我慢できない。 Bromptonも同様であるが、この辺は輸入代理店の「ミズタニ」の高マージン体質および他の代理店の参入
を許さない製造元との排他的独占契約が高価格の主原因と思われる。
[改造・調整]
Original:BD-1 Standard 8speed 2009年型
改造1: 折り畳み自転車の全体的な傾向であるが、オリジナルではBB位置に比してサドルが後ろ過ぎて正しいペダリング姿勢が取れない。
シートポストのやぐらを180度ひっくり返して、サドルを前方に移動して大腰筋の動きが自然な感じに近づいた。
換装2: 前後のSpring をサイクルハウスしぶやの強化スプリング(青)に交換。
改造3: 9Speed化。 Shimano
Ultegra、をメインにRoad Bike用コンポーネントを使用。 Front はOriginal 56T, Rear 11-25T 9sp。
BD-1の9速化は、MTBコンポーネントを使う方が多いが、タイヤも小径なのでロード用のショートゲージ
ディレーラーを使用
する方がシフトフィーリングが良いと思われる。 今回の構成では Front インナー(39T)/ Rear12-25Tの9速ロードバイクと同様の
ギア比となった。 但し、小径車は走行抵抗も大きいので、ロードの様な長時間/長距離のツーリングは制限があると感じている。
(このことは、両者が同じスピードでぺダリングを止めた時の速度維持感、空走距離の違いでハッキリ体感できる。)
もちろん、長時間でなければポタリング専門のロードバイクを追い上げることは困難ではない。
換装4: BBをShimano Octalink BB-5500 118-68 BC137に換装。 その結果Chain Lineが若干外側になった。
Road用BB 109.5-68はシャフトが短いのでChainがフレームに当たってしまう。
換装5: オリジナルタイヤの巾が広くて走行抵抗が大きいので、Panaracer Minits Lite 18-1.25に交換
換装6: Brake ShoeをTektroから Shimano Capreo+55Cゴムに交換。
追加7: Rear Carrier; R&M Type 4M (NITTO)を取り付け。 精度は最悪。 キャリアを付けると転がしやすいが、サドル側に倒れやすくなる。
コロの位置を前方に移動したが折り畳み時の高さ10Cm位も高くなってしまったし、後傾が大きくなった為に全長も長くなってしまった。
結果、このBD-1は輪行の出番が減り、代わりに近所のポタリングのついでにスーパーで買い物をするスポーツ兼買い物自転車に性格
が変わり、家庭内での存在価値が大幅に向上する結果となった。 Orz !
【改造前】シートポストを伸ばすと、簡単にひっくり返る。
【改造後】ひっくり返らないが・・・・・・何でこんなに持ち上がるんだろう。 改造は難しそうなので我慢することにした。
改造8: adjustable Stemの穴をひとつ増やして、ハンドルバーの高さを一段低くした。 これは大成功でポジションが楽になった。
ハンドルバーをアヘッドタイプに改造し、もう少しバーを遠くすれば完璧になると思われるが未了。
改造9: シートポスト内にチューブ、工具を格納する様に改造した。
細かい改造は別として、大きな改造は今のところ、ここまで。