2012107  千葉市の放射能汚染の現状は?

 

最近は、放射能汚染についての情報が徐々に少なくなっている。 千葉市でも定点測定結果とか、保育園、学校、公園等で測定を続けているが、

徐々に発表している範囲が定点観測地点と、その他特定地点の更新分しか掲載されてなくて自宅に近い公共施設の最近の更新が無い。 

どうしたんでしょうか? 放射線量の減衰期間が長いので、一度測定すれば数値は変わらないと判断しているのか・・・

 

【千葉市定点観測地点の推移】

http://www.city.chiba.jp/kankyo/kankyohozen/kankyokisei/download/air_housha_teiten-hikaku24_6.pdf

⇒月1回の測定は継続しており、あまり変化していない様に見える。

 

【千葉市役所の放射線関係の広報】

http://www.city.chiba.jp/kankyo/kankyohozen/kankyokisei/air_housha_kekka-all.html

⇒保育園、幼稚園、学校、公園等、子供が集まる場所を測定しているが更新期間が長いのでデータが古い。

 

定点観測ではそれ程放射線量は変化していない様に見えるが、自分で家の周りを簡易測定装置(Air Counter-S)でガンマ線量を測定していると、

場所によっては徐々に数値が増加している不気味な現象に遭遇する。 

この件で、近所の放医研のOBの方とか、友人のK.N.さんに相談してみると、その可能性は大いにあるとのことです。

 

そのケースとは、

(1)  20113月の震災後、大気中に拡散された放射性物質が季節風によりあちこちに飛び散り、風の通り道とか地形の変化により事故直後に落下した地域の汚染状況が当初の発表内容である。 その分布パラメータは距離だけでなく、飛散した放射線物質の濃淡も含まれると思われ、距離と風向き、地形だけで推定されるものでは無い様だ。 千葉県の一部でかなりの汚染が発見されたことも、そのことを物語っていると思われる。

しかしながら、その後の自然現象(風、水の流れ等々)により当初の高濃度汚染地域(Hot Spot)の汚染物質の一部(割合は不明)が更に拡散・移動することで、他の場所の放射能汚染濃度が変化するということだ。 自然界の理論から言えば当たり前だが、これをホットスポットからの2次汚染と言えば良いのか? 除染作業で防止可能なのか?

 

以下、八千代市に住む【KNさんブログ】とKNさんからのメール情報です。

地面の状態と線量の関係(地面から1m測定)

去年3月16日の初期被爆値が0.3μSv/hの地域で、事故1年半後にどのくらい地形により線量値が変化したか調べてみました。以前に投稿した線量の日変化の計算値により地域全体的には9月現在0.13μSv/hになっているという前提で実測データを表にして比較すると予想通りの興味深い結果が出ました。

学校のグラウンド等広い場所はほぼ計算通り、周りが舗装道路だらけの戸外は約半分に落ちている一方、雨水が流れ込み濃縮する公園内の窪み地、遊水池の外周道路上では実に2倍になっています。

室内も24時間換気の家と無しの家では1.7倍の開きがあり、以前測定したそれぞれの家で使われていた掃除機のフィルターパックのベクレル量の違いと同じ様に大きな差があります。 KN生

Table

 

(2)  あとRADIを使って確認した事は車中は外の値の約80%で、木造一階は外の65%、二階は一階の2割増しだという事です。

 

(3)  もうひとつ非常に面白いのは2軒の使用済みの掃除機のフィルターを2インチNaI測定 器で測った結果です。

フィルター付の24時間換気の自宅で使用のフィルターはNDでしたが、それがもう一軒では外の土壌汚染が600 Bq/Kgに対してフィルターは

はっきりスペクトルにも現れ測定値は約700Bq/Kgでした。 つまりフィルター付の24時間換気の家では放射線は外から飛んでくるだけだけ

れど、外気循環の家では室内に土ぼこり等に付着した放射性物質が入り込んでいて内部にも放射線の発生源があるという事です。

以上参考にまで。

 

      やっぱり、継続的に放射線量を測定することが必要なんですね。 特に小さなお子さんがいる家庭では。

     市役所と違い、自衛的ボランティア団体の記事は重みがあります。 私もこのHPを時々見ています。

 

http://protectchildren311.blog.fc2.com/

 

自宅の汚染計測結果はこちらから。(最近はこの表を更新していません)

 

以上