2012.10.13-14 秋の信濃路ツーリング 松本・大町・青木湖・美麻・松本 Day2
GPS LOG MAP : http://chibawanganwalker.web.fc2.com/MAP/20121013_14_Shinanoji_Day1_Day2.html
行動範囲の観光地図 : http://www014.upp.so-net.ne.jp/krj07h/PDF/20121013_TouringMAP.pdf
【二日目】
松本発−大町−仁科三湖−美麻村−山麓線ー松本
松本駅17:18発のあずさ30号で千葉へ。 千葉到着は20:50.
今日は朝から日差しがあり、気温は低めだが良い天気だ。
8時丁度にホテルを出発。 まずは松本を代表する名所である松本城へ向かう。
ホテル出発式 松本城 松本城と私
松本城は山の上ではなく、殆ど同じ高度の市街地の中にあったのは意外だった。 大分前に遠く長野自動車道から見たときは山の上の様に見えたのだが。
それでも広くて歴史を感じる落着いた公園だ。桜の季節も良いかな。次回はゆっくり見物したい。 写真撮影後、松本城から県道51号線を北に向かう。
予定では先に美麻のそば屋へ行くつもりだったが、到着時間が早すぎるので、先に青木湖を目指すことにした。 北アルプスを背景に写真を撮りたかったので
池田町で写真タイム。 しかし・・背景の山の名前がわからん。燕岳かな?? いずれにしろ別URLのGPS Logのウェイポイント18で撮りました。
撮影ポイント 撮影ポイント
暫く走ると黒部ダムへの玄関口の大町市に入る。 北アルプス反対側、富山県の室堂に至るには、ここからバスか車で扇沢駅へ行き、鳴沢岳を貫いた
関電トンネルの中をトロリーバスで黒部ダムへ行く。 そこから更にケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り換えて壮大な景色を楽しみながら室堂着となる。
今回は、パスして大町市内を更に北へ向かうが、目抜き通りはシャッター通り状態。 秋の日曜日なのに寂しいもんだ。
大町を出ると、北アルプスの景観が見えなくなった。 やはり先程の撮影ポイントは正解だ。 この先はゆるい登り坂がずーっと続く。
そのうち仁科三湖の標識が出てきたと思ったら、坂が急になってまず木崎湖、その先の長いトンネルを越えると中綱湖、そして目的地の青木湖。
深い森の中に神秘的な美しさを湛えたロマンティックな湖である。 湖面の色が空の青と森の緑で深い青緑色に染まっている。 囲長6.5kmの湖を一周する
途中、揃いのジャージの地元レーシングチームが一列縦隊に並んで我々を抜き去って行った。 坂が多いし、信号も少ないので大変だね。
青木湖畔1 青木湖畔2 青木湖畔3
青木湖の美しさを堪能したあと木崎湖畔まで戻り、いよいよ目的の蕎麦処の美麻の「山品」に向かってヒルクライムだ。 思った程の斜度は無い。
私の貧脚でも19km/hから 25Km/hでぐんぐん登れる。 間もなく標高900mの美麻村に到着。 今日は新蕎麦収穫後の日曜日の為か松本ナンバー
の車でやって来た年配の客が多い。美麻村には手打ち蕎麦処が多いが、どの店にも行列が出来ている。 さてお目当ての「山品」は・・・スゴイ!人だかりだ。
順番待ちが20組以上! しかも一組数名の家族連れも多い。 こりゃだめだ。 一度記入した名前を消して別の蕎麦屋へ行くことにしたが・・・次は8組待ち
・・・その次は「麻の館」で4組待ち。 時間がないので、ここに決めた。どうやらこの店も有名店らしい。 蕎麦は腰が強く、のど越しが良い。
野菜てんぷらそば(950円)の野菜が新鮮でおいしかった。 しかし、店に着いてから出るまで1時間10分かかった。 まあ仕方がないか。
麻の館 店の入口 やさい天ぷら蕎麦
美味しい蕎麦を食べた後は、boz fjkさんのオヤツにしている蕎麦を食べに大町街道(県道31号)―アートライン(県道306号)-山麓道路経由で
有明峠の「くるま屋」を目指す。
すでに帰路なので南向き、ゆるい下り坂と北風に乗って軽々とハイスピード走行を楽しみながら走る。 途中の「安曇野ちひろ美術館」へ休憩に立ち寄る。
ここは絵本画家の「いわさきちひろ」の作品を展示している美術館で、北アルプス山脈を望む美しい庭園を従えている。 観光バスの立ち寄りも多いそうです。
我々は美術作品よりも庭園内で販売していた牛乳ソフトクリームにかぶりついたが、これがなかなか旨いし、量も多い。
店主のオバサンから熊がすぐそこに出現したとかの解説付きでなかなかご機嫌な休憩タイムが取れました。
ちひろ美術館 絵よりソフト
アイスクリームに満足してから山麓道路を更に南に向かうと、アップダウンが連続し始め山道らしくなって来た。 暫く走行後、県道327号を右折すると
いきなり11%の急坂! 短いが今回のツーリングで最大斜度の坂だ。 ここを喘ぎながら登り、橋を渡ってから右折すると、そこが目的地の「くるまや」。
この店では何と五人前の「キチガイざる」が人気とのことだが、5人でシェアすればどうと云うこともないか・・。
麺はそうめんくらいの細麺で柔らかい。 細いので水分が麺と麺の間に多く付着する為か少し水っぽくて他と比べると風味が少ないかもしれない。
暖かい、つゆ蕎麦で食べると美味しいかもしれない。 他にキノコのおろしあえと、馬のもつ煮を注文したが、こちらは絶品。 キノコは身がたっぷりで
大根おろしと良く合う。 馬のもつ煮は、柔らかく、こってりしていて旨い。
さて、ゆっくりしては居られない。 帰りのあずさ30号に乗るためには遅くとも16時30分には松本駅に到着しなければと、スピードアップ!
16時11分、全ての行程を消化して松本駅に到着。 2日間の総走行距離は222Km。 事故も故障もパンクも無く楽しいツーリングでした。
このエリアを習熟しているツーリングリーダーのboz fjkさんのお陰で、交通量の少ない道を迷いもなく快適に走ることが出来ました。
本当にありがとうございました。 来年もまた行きたくなりました。 宜しくお願いします。
GOAL! 松本駅
【参考1: 日穀製粉そば辞典】
http://www.nikkoku.co.jp/know/jiten/index.html
【参考2:科 】
長野県には「科」の付く地名が多い。 立科、明科、埴科郡、妻科(長野市)、駄科(飯田市)、倉科(千曲市)、更科(中野市)、
豊科(安曇野市)、穂科,仁科,山科、蓼科、池田正科(簡易郵便局名。道路標識にも正科はあった)。更に古代には科野国が
信濃国と改められたとある。 「科」は段差を表す地形とか「しなの木」を意味しているとの説があるらしいけど、ここでは深く考えないことにします。