桜の花が見頃とのことで、家人のリクエストに従い、久し振りに電車を使って東京名所を巡るお花見散歩に出かけました。

この時期は天気が良くても風が結構冷たいのでダウンジャケットを着て出撃したが、それでも川辺では結構寒い思いをしました。 築地についてみると

平日なのに人が多いこと・・やはり河岸はこうでなくちゃね。 場外市場マップをじっくり眺めた後、歩き始めるがやはり目先の面白そうな商品と店に

興味が行ってしまい、マップで頭に叩き込んだお店はさっぱりと忘れてしまった。

立ち食いも楽しい。 卵焼きの山長で100円の厚焼き玉子をほおばり、登美粋のオネーサンに勧められた200円の鯨カツに感激し、タダでつまめる

試食品を戴くのも楽しい。 

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      場外市場は活気がある                        場外市場マップ                                      たまご焼きの山長

 

222kgの青森・大間産マグロを史上最高額となる15540万円の値をつけたと、先日のニュースを賑わした「すしざんまい」本店

(別に本陣もある)の前には列がズラリ。 やはりテレビ報道の威力は素晴らしい。 待ち人数の多さに思わず引いてしまい、結局お洒落

な雰囲気の青空三代目hafu店で1500円のあぶり丼を昼食とした。 後からマグロ丼とか海鮮丼が良かったかな?と少々後悔する。

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    鯨カツ200: 今回のお勧めNo.1         すしざんまい本店                              青空三代目のあぶり丼

 

さて、築地で少々の海産物を買い込み、次は水上バスで隅田川の河川敷の桜を楽しみながら浅草に向かうことにする。

ここから、水上バスの乗り場がある「日の出桟橋」まで歩いても30分少々の距離だが、今日は家庭サービスなので都営地下鉄大江戸線

で築地から大門経由で行く「らくちんコース」を選択。  しかし、日の出桟橋は竹芝桟橋のずーっと先なので、大門駅から徒歩で行くと結構

時間がかかる。 築地からシャトルバスを運行して送迎すれば、もっと乗船客が増えるのではないかと考えながら歩いていると、ようやく日

の出桟橋に到着。 これでは雨だったら絶対に水上バスは使えないなと確信した。

水上バスの乗り場は観光桟橋にしては誠に地味である。 この航路は一般の交通手段では無く、観光客が99%なのだから、もっと

楽しい気持ちが盛り上がる様な雰囲気にして欲しいと、いつもの「改善提案グセ」が遊びに来ても出てしまう。 この一方的に思い込む

性格こそ、何とか改善しなければいけないのかも知れない。

 

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  日の出桟橋 水上バス乗り場             団体客到着を沢山のバスが待機       こちらはクルーズ船「シンフォニー」

 

今日の船の名前は「道灌」。白と緑色に塗られたクラシックな外観の船体だ。 平日なのでガラガラと思いきや、350以上ある席が、あっと

言う間も無く満席。 そうだ今日は春休みだし桜見物の人が多かったのだと自分自身を棚にあげて感心してしまう。 乗客は団塊世代以上

と思われる女性グループと家族連れが多い。

船が走り出すとすぐ左側に浜離宮と築地魚市場が見える。 そして、かちどき橋、佃大橋の下をくぐって暫く行くと、永代橋の袂に見慣れた

ビルが見えた。 「おーっ 俺が居たビルだー!」と思わず興奮してしまう。 昼飯後にトレーニングと称して何人かを無理やり誘って

非常階段を使って一番上の階まで登ったっけ。 今は声掛けする自分がいないので続けている人は誰もいないみたいだけど。」 と思い出に

浸る。 船からの景色は下記URLGoogleMapをカーソルでドラッグしながら見て下さい。

http://www.suijobus.co.jp/cruise/line/su_line.html

 

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       乗船前の長蛇の列                 いよいよ出航               見慣れたビルが・・・

 

程なく、吾妻橋の袂の浅草桟橋に到着!と思いきや、今日は墨田公園の桜が見事なので特別サービスで少し上流の歩行者専用橋で

ある桜橋まで運行して川から見る桜を堪能させてくれた。 嬉しいもんだ。 それだけではない。 実は 「ゴールデンスカイツリー」と

呼ばれる黄金色のスカイツリーが船から眺められるということだ。 一体何だと思いきや、実は墨田区側のアサヒビール本社の金色の

ガラス窓にスカイツリーが写ることを指すらしい。 浅草川の墨田公園からも見えるが距離の関係で一部しか見えないので、一瞬だが

船から見るのが良いそうだ。

「ツインスカイツリー」 は下右の写真の様に、本物と写ったスカイツリーが同時に見えることを指すらしい。 船からは良く見えなかったが

言問橋の袂から見ると確かに両方見える。 だがビルに写った方は部分的にしか見えない。 やはり船を止めてじっくりと場所を探さない

と良い写真は取れないのだろう。  いずれにしても、色々と新名所を作って宣伝しようとしている努力には脱帽と言うか、笑うしかない。

 

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 墨田公園の桜と屋形船                  これぞ黄金のスカイツリー   言問橋の袂から見たツインスカイツリー

 

 

墨田公園で満開の桜を楽しんだ後、スカイツリーがあまりにも近くに見えるので歩いて行こう! と言問橋を渡り、そらまち

を目指す。 ところがなかなか着かない。 上を見ないで町並みを見ながら距離を確認すると、途中に信号機がいくつも

見える。 やはり結構遠いのだ。 目の錯覚である。

疲れたので休憩したいが、そらまちは混んでいるのは間違いないと、押上二丁目交差点際のBONTON CAFÉ BAKERY

で出来立てのパンとコーヒーで疲れを癒す。 このお店は、ウィンドウからの人間観察を楽しめる上に、サービスも良く、

パンも美味しいのでお勧め。

     暫く外行く人のウォッチングを楽しんだ後に、「そらまち」に入る。 案の定、すごい混雑だ。 それに何処にでもある様な

     コーヒーショップに行列が出来ている。 疲れている為か、そらまちの混雑した雰囲気には何となく拒否感を感じて早々に

     立ち去ることにした。 殆どの店はお土産とか銘菓、アパレルショップで我々には縁が無い。

 

京成線の押上駅に向かう途中、そらまちの屋外花壇の縁に沢山の人が腰掛けて順番を待っている。 雨の時も皆さんは外で

待たされるのだろうか。 今日は日陰部分は結構寒いのに余りにも酷すぎる。 その先に案内看板があり、整理券を発行後の

集合時間が表示されていたが、何と4時間+α後!! その後は案内に従ってエレベータ待ちの列の中に入るのだが、それが

また長い! 一体何時になったら展望台に辿り着けるのだろうか? 自分にはとても出来ない忍耐を強いられる様だ。

これで、そらまちビル内に沢山のお土産店があることが理解出来た。 それしか時間をつぶせるすべはないのだから。

 

17_SoraMachi 18_Soramachi1516何と待時間は4時間半+α

 

    そらまち入口                    現在315

 

 帰りは押上駅から京成快速電車で楽々帰宅。 今日もいろいろと考えさせられた一日でした。