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前回の424日に引き続き、富田町の都市農業交流センターで開催の「いきいき健康園芸事業(農業体験講習)」に参加してきました。

今回は2回目のプログラム「サツマイモの植付け」です。 サツマイモは今の時期に植えつけると収穫は9月末となりますが今から楽しみです。 

講習は9時から開始なので745分過ぎに自宅を出発し、高品交差点から国道51号に出て若松交差点を右折。 あとは御成街道をまっしぐら。 

道がすいていたので何と830分前に現地到着。 東金街道に比べるとこちらの方が車の量、信号の数、共に少なくて流れが良い。

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会場に到着後、集合時刻まで少しで時間があるのでセンター内をぶらぶらと散歩。 柴桜は前回も満開時期を過ぎていたので華やかさが少し

失われていたが、更に半月を経過した今日はとても寂しい姿に変身していた。 その分、枝葉が逞しくなった感じで、これからが植物としての

本領発揮といった感じです。 来年も頑張って華やかな姿を見せて下さい。 一方、菜の花は満開で黄色い絨毯が同センターの外側の畑が

とても賑やかになっていました。

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 華が失われた柴桜の花畑               菜の花が真っ盛り

 

続いて前回に作付けをした里芋と、種まきをしたトウモロコシの畑がどうなっているのか確認に行きました。

下左は、里芋です。 流石に20cmの深さに芽を下にして作付けしただけあって、まだ何も出ていません。 今頃は下に向けて発芽した

芽が上を向いて地表を目指して伸びている時期なのでしょうか。

一方、トウモロコシは2粒づつまいた種が、ちゃんと2つの芽を出していました。 ところどころで、一本しか発芽していないものもありました

がほぼ90%以上は2本の芽が丸い穴から首を出していました。 そこで、今回は間引きを行います。 無駄かもしれませんが、ひとつの穴

に一本の茎となるように、成長の遅い方を種から抜いてしまいます。 (下写真右側)

プロの場合は最初から種が一粒ではリスクがあるのでしょうね。

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  里芋は変化なし。                            トウモロコシは既に芽がでている。        申し訳ないが一本は抜いてしまう。 ゴメン!

 

 

さて、今日の作業であるサツマイモの植え付けを行います。 前回と同様に畝(うね)を作り、そこに黒いビニールシートを張りますがこれも最新兵器の

トラクター + 専用アダプターの活躍であっと言う間もなく、かまぼこ状の畝を作り上げます。 畝の高さが前回よりも高いので、これを人手で行うと結構

な重労働だそうです。

(1) トラクター後部に、黒いビニールシートのロールと畝の上部を丸く押さえ付ける為のローラーをセットします。 バンザイしているローラーはビニール

シートの両端をしっかりと土の中に押し込む為のものです。

(2) 端は人の手で形を整え、風でめくれ上がらない様にビニールシートを土で押さえ付けます。その先は新兵器がどんどんと畝を作り上げます。

(3) ビニールシート上に27cm間隔で穴を開ける為の歯が付いたドラムを畝のてっぺんに部分に押し当ててまっすぐに転がして行きます。

(4) こんな感じで、畝のてっぺんに植え付け用の穴が開いて行きます。

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(5) 下左の写真は植え付ける紅あずまの苗と、これも強力なツールである笹の棒。 棒の先は、苗の先端部を押さえ付け安くする為に、左右両側から削って

あります。 笹の棒は長さが30cmから40cmくらいで1cm位の太さ。 あまり太いと、使いづらいそうです。

(6) 講師である農家の方から、苗の差し込み方のレクチャーを受けるがどうも要領がわからない。  主として注意すべきは下記2点だ。

@     苗の葉の付根部分に芋が付くので、葉の数だけ芋をつけようとして深く差し込みすぎてはいけない。 地上に葉をキチンと残すこと。

A     苗を深く差し込むと温度の関係で下の方は芋が付かず、その分上の芋が丸くて大きくなり市場価値がなくなる。 苗全体が浅くなる様に斜めに差す

(7) 苗の茎を根側の先端から3cm位で折り、そこに笹の棒を押し当て、左手の人差し指で苗が外れぬ様に押さえ付ける。

右手は手の平を上にして棒と苗を軽く纏める様な感じで持つ。 

(8) 左手で苗と棒を畝の土に押し当てたまま、なるべく浅い感じで棒と一緒に苗を土の中に押し込む。 写真は角度が急すぎる。 右手と畝のビニールシートの

間隔は手のひらの厚さ程度で良い。 深く押し込み過ぎないように注意する。

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(9)  下左写真に写っている程度の角度と葉の量まで斜めに苗と棒を差し込む。

(10)      差し込んだら、左手で土を軽く押さえてから棒をゆっくりと引き抜く。

(11)      ビニールシートの穴を塞ぐ感じに土を盛る。

(12)      最後にビニールシートの端がめくれないように土をかぶせて踏み固める。

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(13)      こんな感じで全ての苗の植え付けが終わりました。 干ばつ時を除き、基本的に水は撒かなくても良いそうです。 今日はこれでオシマイ。

(14)      ここまで、たった1時間ちょっと。 時間が余ってしまったので皆さんで雑草抜きをして時間をつぶす。

(15)      解散後は交流センターの事務所前に近隣農家が持ち込んだ朝取れ新鮮野菜に人が押し寄せ、あっという間もなく品切れ。

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 これで、今日の植付け作業は終了です。 

次回は522日にピーナツとひまわりの種まき、そしてミニトマトの定植を行う予定です。

 

以上