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今日は遅れていたピーナッツの種まき、幼稚園児達と一緒にじゃがいもの収穫と試食、そしてミニトマトの手入れを行う予定。 最後に収穫したじゃがいもを

我々にも分けてくれるそうだ。

今日も先週と同様に750分に自宅を出発し、いつもの富田町都市農業交流センターに向かう。 交通渋滞がなかったので所要時間は40分、現地

到着は830分であった。      結構雨が降っているが、作業は行わなければならない。 農業も大変です。

 

01_Introduction 左図:体験プログラム スケジュール

下表:品種ごとの植え付け、収穫タイミング

02_Schedule

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの様に 以前に作付けをした里芋、さつまいもの生育状態、大風で倒れたトウモロコシがどうなっているのか確認に行く。

下左の写真は里芋の畝(うね)。 先週よりも更に茎が太くなり丈もずいぶんと伸びていて順調に生育している。 

その右側はサツマイモ。 これも順調に生育していて不安はない。

先週殆ど倒れてしまったトウモロコシ畑は見事に立ち直っていた。 自然の力はすごい! 良く見ると4番目の写真の様に根元は

横を向いているが、そこから弧を描いて真上に立ち上がっている。 これで安心だ。 人類の胃袋を満たす主要な農作物はやはり逞しい

生命力を持っている。 これがなければ農作物の大量生産なんて出来ないのだろう。

 

    

4/24植付けの里芋                       5/8植付けたサツマイモ      トウモロコシは真直ぐ上に伸びていた          もう小さな実が付いている 

 

 

 

(1) ラジオ体操の後に組合長から今日の作業について説明があった。 手に持っているのが間引かれたトウモロコシの実だ。 実は一本の茎に上下2個付くが

下の実は通常間引くのだ。 間引いた実は今の時期であれば柔らかくて甘いので生で食べられる。 本来は捨てるのだが皆さんに食べて欲しいのでその

作業をいつ行うかとの相談だ。 何だか今日の作業とは関係ないが、来週に有志が行うことになった。 

 

(2) 下の2番目の写真には小さいが上下2個の実が付いている。 この下側を間引くとのことだ。

 

(3) 班に別れ、また1班がピーナッツの種蒔きを行うことになった。 他の班は掘り起こしたじゃがいもをビニール袋に入れて皆さんに配る準備作業とか

農業体験にはあまり関係がない作業を担当することになった。 いつも1班は直接の農作業が多い。 私はハッピーなことに1班なのだ。

     まず初めに「くみあいエコ化成888」と呼ばれる顆粒状の肥料を撒きます。 成分は窒素・リンサン・カリ・クドと基本的なものが含まれています。

 

(4) 袋の裏側の説明です。

    

(1)                                     (2)                                                (3)                                                          (4)

 

 

 

(5) 撒き方は簡単です。 手でつまみ、広い範囲に「ハナサカ爺さん」の様に広く薄く撒きます。

 

(6) こんな感じです。  足跡は気にしなくても良いです。

 

(7) 肥料を撒いた土をトラクターで攪拌し整地します。 今回はマルチを使いません。

 

(8)その後をロープを張って直線を出し、それに沿って大きなクワの様な金具で1度に4本の線を引きます。

    

(5)                                         (6)                                                (7)                                                        (8)

 

 

 

(9)これがピーナッツの種です。初回(4/24)に皆で殻を割って準備した実に赤い染料と肥料が付いているそうです。 赤い色はカラスが嫌うのだそうですが

このピーナツの種まき直後はカラスとの戦いだそうです。 例えば浅く種を埋めるとすぐにカラスに掘り起こされるので3cm位に埋めるとか、直後に雨が降る

と種が土から浮き出てしまってカラスに見つかってしまうとか・・・蒔いた種の発芽率は結構低下してしまうそうです。 まさに今日は種まき後に大雨が降って

います。 本来、このピーナッツの種蒔きはもっと早い時期に行う予定でしたが、芽が出た後に雨が降らないと枯れてしまうので、今回は大幅に時期を遅らせて

の作業です。 収穫は10月末頃との予想です。

 

(10)種は先に引いた線の上に30cm間隔で埋めて行きます。 写真の様に自分の靴を物差し代わりにして、靴の間隔と位置を一定にして場所を特定します。

   種を横に置き、3cm位まで押し込み、土をかぶせる・・・この繰り返しです。

 

(11)皆さんで根気強く作業を続けます。でも人数が多いのですぐに終わります。 最後に・・ここが重要です・・・余った種は畑の端の方に埋めておきます。

   これは、カラスに食われたりしてピーナツの発芽率が低いので、そのバックアップとしてここから出た苗を移植するのだそうです。

    

(9)                                         (10)                                                (11)              

 

 

 

(12)こちらは本日のお客様である幼稚園児に配るじゃがいもの収穫です。 勿論、幼児達にも教育実習としての芋掘りはやってもらいます。

 

(13)園児達がゾロゾロとやって来ました。

 

(14)そして満足げに? 去って行きました。 最近の幼稚園児達は礼儀正しいね。  一同ホッとして見送りました。

 

  

(12)                                          (13)                                     (14)

 

 

 

(15)こちらは、今日の収穫を皆さんに分けているところです。 量が多いので手分けして袋詰め、運搬、班ごとに番号を付けて配布。お疲れ様です。

   テーブルの上にあるのは例のトウモロコシの下側の実です。 来週、これを生のまま食べるのが楽しみです。

 

(16) もう11時を過ぎたのでお腹も空きました。 でもちゃんと蒸したじゃがいもが用意されています。 塩だけで食べてもスゴーク美味しかったです。    

                             

(17)これは、ぼちぼち赤くなって来たミニトマトを分けてもらったもの。 これからは3日に一度は畑を訪れて収穫して行かないと、実が落ちてしまって

   畑が汚くなるそうです。 食べてみましたが、まだ甘みも少なく実が硬い感じがしました。 

 

(18) 全員に配られた収穫したじゃがいも。これは二人分なので結構あります。銘柄は左半分が「メイクイーン」右半分が「とうや」だそうです。

    

(15)                                           (16)                                    (17)                                     (18)

 

 

 これで今日の作業は終了です 

  次回は緊急作業として来週の73日となります。

  とりあえず第1班はトウモロコの手入れ(下側の実の間引き)とミニトマトの手入れです。 

ここのところ毎週の作業ですが、どちらも収穫を伴う手入れなので楽しみです。

収穫してみると、同じ場所の畑の土なのに種の違い、苗の違いで、芋が出てきたり、トマトの実がぶら下がったり、キャベツが生えてきたりで、

すごく不思議な感じがします。 元々の遺伝子が違うので当たり前と言えば当たり前ですが、普段は農作業から離れている身にとっては、まるで

どらえもんのポケットの様に何でも出てくる台地の不思議さと、大自然の営みに敬服せざるを得ません。

 

以上