今年も6月22日から23日までの2日間でいつものツーリング仲間達と千葉から郡山市経由で新潟までロングライドを行なった。
今の時期は天候が不安定な日が多く、今回も天気予報が外れっぱなしで出発時から濡れた路面を走ることになり、その後も途中の柏付近と国道4号線の
宇都宮手前から氏家の間はかなりの距離で雨中走行を強いられた。 この雨中走行中に8台のロードバイクで3本のタイヤにパンクが発生してしまい、
一人がリタイアする事態となってしまった。 やはりセオリー通り、雨の日はパンクが発生しやすいことを改めて実感した次第である。
更に、福島県に入ると冬季の積雪/凍結対策の為にコンクリート舗装が多用され、その路面もかなり荒れていてハイプレッシャータイヤを履いているロードバイク
では細かい振動が我々ライダーの疲労度を増長させ、更にGPS等の電子機器は振動でバッテリーの接触不良が発生し、電源が何度も落ちた為にまともな
走行ログの取得が不可能であった程だ。
こんな状況でも、その後のツーリングは順調に推移し、予定時刻通りに目的地の新潟に到着することが出来た。
その後、今回は怪我の為にDNSとなってしまったKitaさんへの完走報告会を行った際に、「帰ってから見たらタイヤがキズだらけだった」とのコメントが複数のメンバー
から寄せられた。
それでは・・・と自分のタイヤも調べてみるか・・・と遅ればせながらチェックを行なってみた。
まずタイヤのゴムを折り曲げて確認出来る様に空気を抜く。 自分の場合は拡大鏡も必要だ。
新品は表面が「つやは無いがしっとり感」があるが、これはザラザラ荒れた感じ。
何だか古いタイヤの表面の様だ。 荒れたコンクリート路面の影響だろうか?
写真は何かがめり込んでいる様な白い点を撮ったもの。
この他にキズや、ガラスの様な細かい粒が表面にめり込んでいるのを多数発見。
これらは長時間の雨中走行が原因かも知れない。
釘の先で白い点の様な固い異物を取り除くと、ポッカリと小さな穴が残ってしまった。
でも、異物を放置しておくと、タイヤの磨耗と共にどんどんチューブ側に移動して
パンクを発生させてしまう可能性が大なので仕方がない。
まだ購入後3ヶ月、距離は1500Kmも走っていないのに変だと思いつつ、
危険な感じでは無いので記録だけ残して様子を見よう。
尚、製品はMICHELIN PRO4 Service Course 700x23c だ。
こんな感じで前後輪の確認を行う。
自分の自転車にはチェーンステイの終端に穴が空いていて、雨中走行後に
後輪を下にして自転車を立てると、この穴から結構な量の水が出てくる。
一体何処から進入したものかは不明だが、とにかく水が溜まる様なので
いつもこの様にして排水を行っている。
今回のチェックでもかなり減っていることが確認されたが交換するまでのことも無い
ので、左右ブレーキシューが均等にリムにタッチする様にブレーキアーチの
アーレンスクリュー(3mm)を調整する。
時計方向に 回すと進行方向右側が狭くなり、左に回すと左側が狭くなる。
今回は上記の点検に加えて車体とチェーン、チェーンリングのクリーニングを実施。 更に可動部とチェーンに注油を行なった後に
全体の目視点検を行い作業を終了した。
やはり、ロードレーサーは繊細な機械だ。 ダメージが大きすぎる。悪路とか雨中走行はMTBに任せて、天気の良い日に
綺麗に舗装された道を走る方が向いている様だ。 接地面積の少ないタイヤは滑りやすいし、ロードバイク向きのジャージ姿も雨にはチト厳しい。
ツーリングのコースは下記をクリックして参照して下さい。
2013.06.23 千葉⇒ 新潟ツーリング DAY2 (郡山―新潟区間)
2013.06.22 千葉⇒ 新潟ツーリング DAY1 (千葉―郡山区間)