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友人のNさんが自宅周辺の放射線量を測定し、各地点の測定結果をグーグルマップ上のウェイポイントに書き込んだ資料をネット上に公開しているという。 

そのウェイポイントを作成する為に使っているのが、この「GPS USB ドングルロガーGT-730FL-S」だ。 私の様な自転車乗りから見ると、目から鱗 こんな使い方も

あったのだと感心してしまう。  私の場合は自転車、車、散歩時の走行軌跡を記録する為にGarmin ハンディGPSを適宜使っているが、地図が不要であれば、

このロガーの方が遥かに小型・軽量であるし低価格でもあるので興味を惹かれ購入してしまった。

 

この製品の購入は「アキバオー」とか「秋月電子通商」の店頭または通販で購入が可能で私は秋月電子通商の店舗にて購入しました。

製造元は台湾のCanmoreです。 英語版のマニュアルもしっかりした内容のものが用意されており、付属のアプリケーションソフトは日本語も対応可能となって

いるので使用には不安が無いし、インストールも秋月電子通商のWebサイトを見ればスムーズに行なうことが出来ました。

対応OS Windows XP, Windows 7(32bit & 64bit)で確認済です。 GPSファイル形式は、 Garmin MapSource, Wadachi, カシミール3D等々

で互換性のあるGPXファイル形式を出力できるのが自分としては魅力。 (その他、NMEA,GPS,KML,HTML,CSV形式で出力可能)

 

 

(1) 製品の化粧箱はこれです。 秋月電子通商であれば入口左側にハンダごて関係の商品と一緒に並べてあります。

 

(2) 付属品は、ネックストラップ、USBコネクタのキャップとソフトの入った8cm CDです。 但し、バージョンが古いので秋月電子通商のサイトからダウンロードした方

が良いと思います。

 

(3) サイズは 3cm x 7cm, 重さは31gと軽量です。 測地系はUS StandardGarminと同様のNMEA-0183, WGS-84です。

 

  

(1)                                 (2)                                         (3)

 

 

(4) 使い方は非常にシンプル。 電源スイッチとウェイポイント設定(現在地にマークする)のスイッチだけです。 表示は衛星捕捉と充放電状況を示すLEDだけです。

但し、さすがに廉価版だけあって、外観が安っぽい、電源スイッチをスライドする時の感触が悪くて重いし壊れそう、防滴構造を謳っていないのでランや自転車ライドの

際にポケットに入れて使うと汗で結露しそうな感じ・・・等々の不安を感じてしまう。 まあ、販売元が中国企業では無くて台湾企業なので良しとしようか。

 

(5) 付属ソフトの”Photo Tracker”を使って GoogleMap上に走行軌跡とウェイポイントを表示してみましたが、トラッキング精度はなかなか良いと思います。

同じルートをガーミンの Legend Hcxと比較しましたが遜色はありません。  いつものGPS編集ソフトの轍を使って表示するとこんな感じで良好です。

 

(6) この製品の問題ではありませんが2台以上のGPSを持つと、物理的、プロトコル、そして作り上げた軌跡ログファイルの互換性の問題が浮上します。

特にGarminは独自の仕様があるのか、他の製品との互換性が良くありません。 下図(6)がその相関図ですがGarminUSB接続も他とは互換性が

ありません。 特に、ルートラボのコースマップをGarmin GPSにセットするのは不便です。 さらにそれを Garmin MapSourceにロードして編集するのは、

もっと不便です。 

ちなみに、ルートラボをMapSourceに読み込ませるステップは;

ルートラボ からGPXファイル形式でダウンロード ⇒ カシミール3Dでこれを読み込んでUSBからGarmin Handy GPSユニットにアップロードする ⇒

USB経由でこのマップをMapSourceに読み込んでウェイポイントの設定等の編集を行なう。・・・・・とても面倒くさいです。 

どなたか良い方法があれば教えて下さい。

 

その点、日本人がこれらの問題を解決する為にGarminを研究して作り上げた「カシミール3D」は秀逸です。 また、直接USBとかSerial Port

ハードウェア・インターフェイスは持ちませんが、GPXファイル等の軌跡ログファイルをGoogle Mapに展開し、ブログ風のコメントを記入できる「轍」も秀逸です。

やはり日本人のエンジニアの中には「メーカーの仕様なので仕方がありません」のひと言が嫌いな人種が多く生息しています。 まさに「カシミール3D」と「轍」の

製作者達がそうです。 彼らの意気込みとフリーソフトで使わせてくれる太っ腹には本当に脱帽です。

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(4)                                          (5)                                        (6)

 

 

914日追記】

914日のクラブ・サイクリングの際に、Garmin GPSと性能比較の為に使ってみましたが、途中の「い志ばし」で待ち時間の際に見てみると、何と!電源が落ちていた。

一度電源スイッチをオフしてオンすると正常に動くが、暫らくするとやはり電源が落ちてしまう。自宅に持ち帰ってテストしても同様の結果だ。何回か試してみたが症状は

変わらない。 何だ!やっぱり激安品はダメなのか・・・。 それとも炎天下で電源がオンのまま車のダッシュボードの上に30分くらい放置したことが原因か? あるいは

ジャージのポケットに入れて走っていたので汗か湿気が原因か? 壊れた原因を考えても推測の域でしかない。 でも、もう一度トライしてみよう。 

秋月電子通商は購入後2週間以内なら新品と交換してくれる筈だ。  ・・続きは後日。

 

926日追記】

924日に秋葉原の秋月電子通商を訪れ、新品と交換してもらった。 さすがに秋月は対応が良い。 幾つかの的確な質問をされて、それに答えるとすぐに交換して

くれた。 この店の客は常連のエンジニアが多いし、店員も殆ど電子関係の学生かエンジニア上がりの年配者ばかりだから話が論理的だ。 私も壊れたことについて一切

文句は言わないし、規定に従って交換してくれればそれで良い。 

さて、交換されたLoggerをテストしてみた。 内臓電池は仕様通り充電後13時間はOKであり、いきなり電源が落ちることは今のところ無い。

次に、車で走ってのトラック追跡性能を確認してみたが、なかなか良い結果であった。 但し、衛星のサンプリング時間を5秒に一回の設定としたので車のスピードで

カーブを曲がると、トレースのラインが道から外れる傾向が多くなるが、これは仕方が無いだろう。 今後は自転車を使ってサンプリングタイムの調整をしてみようと思う。

 

以上