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今年は10月も下旬になるのに例年の様なスカッとした秋の青空の日が少ない。 それどころか大型台風26号による大雨と強風被害、

そしてその後も台風2728号が日本列島を直撃するとの予報が出ていて、日照時間が例年に比べて少ない様である。

その為か、我等の畑は他と比べて遅蒔きのニンジンやピーナッツ、大根の生育が思わしくない。 今日はピーナッツを抜いて乾燥の為に畝の上に

引っくり返す作業(落花生立て)を行なう予定だ。 大きな実が付いているのか楽しみであり心配でもある。

今日も800分に自宅を出発、840分に現地に到着。 御成街道経由で所要時間はいつもの通り約40分でした。

本日の作業ですが、 (1)落花生立て。 (2)サツマイモの一部収穫。 (3) 里芋の一部収穫。 (4)ミニトマト畑の整理です。

 

 

01_Introduction  左図:体験プログラム スケジュール

下表:品種ごとの植え付け、収穫タイミング

02_Schedule

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇作物の成長具合◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

写真(1)の里芋はすっかり葉がしょぼくれてきました。 でも大丈夫だそうです。 今日はこの内の一部を第4班が収穫を担当します。

 

写真(2)のサツマイモの左側2畝は2週間前に茎を除去したままです。 今日は3班がこの2畝分の収穫を行ないます。 サツマイモは江戸時代の飢饉

や第二次世界大戦中および戦後の食糧難の時代に日本人の食生活を支えただけあってやはり強い作物です。

 

写真(3)のピーナッツも順調の様に見えます。 まだ集合前ですが組合長がスムーズに根が抜ける様に機械で根起しをしています。 本当は説明してから

     やってくれた方が我々にとっては良いんですけど。

  

        

(1)                                                           (2)                                        (3)      

 

 

写真(4)の手前は6週間前に撒いた「献夏37号大根」。 奥は 「献夏青首大根」です。 今日は収穫の予定でしたが生育が思わしくないので

来週に延期になりました。

 

写真(5)9週間前に種を蒔き直したニンジン畑です。 種蒔きのタイミングが良くなかったので、成長具合はイマイチに見えます。

   

(4)                                                     (5)                                     

 

 

 

◇◇本日の作業◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

(6)まずは今日の作業の説明です。 何故か私の所属する第一班はいつも新しい作業で落花生の根立てです。 落花生を抜いて根を上にして畝の上

にズラリと並べて乾燥させる作業です。 2班は気の毒にミニトマト畑の後片付けです。 積んで乾燥させていたミニトマトの茎を畑の真中で燃やしたり、

マルチのビニールの廃棄作業をします。

 

(7) 組合長がピーナッツ畑でなにやら始めました。 落花生の根起しだそうです。 親切なのですが説明をしてくれません。 昔の親方タイプですね。

 

(8) 後を追って写真を撮ります。 分った。 手押し耕運機が前に進むと、ピーナッツの畝が持ち上がって畝全体の土が軟らかくなっています。

    

(6)                                                       (7)                                        (8) 

 

 

(9) 耕運機からアームの様なものが出ていて土の中に潜り込んだまま前進すると畝の土が盛り上がります。 機械の力は凄いですね。

 

(10) やっぱり こんなに大きな鋤が付いていました。 この作業を昔は人力でやっていたなんて信じられません。

 

(11) 土起しをしたお陰で収穫は本当に楽です。 軽く引っ張り上げるだけで全体がすぐに抜き上げられます。 生育具合ですが写真の様に

全体的に実が小さいです。 天候不順が長かったので仕方がないのかもしれません。

 

   

(9)                                                      (10)                                        (11) 

 

 

(12) 皆でピーナッツの茎を抜いて、根を上にして置いて行きます。 風で飛ばぬようにキチンとくっつけながら置いて行きます。 但し、あまり

くっつけると風通しが悪くて乾きが悪い様です。 その加減が難しいです。

 

(13)根を持って持ち上げて土を落とします。 こんな感じで6株くらいを単位としてひとまとめにします。

 

(14) この写真は悪い例です。 根は上を向いているのですが、落花生の実が土にくっついていて腐ってしまいます。

 

     

(12)                                                    (13)                                        (14) 

 

 

(15)この置き方が正解です。

(16) ピーナッツの実は意外としっかりと根(茎)に付いていて簡単には落ちません。

(17) クツワ虫(キリギリス科)でしょうか?  いきなり外の空気にさらされ、ビックリしている様子です。

 

  

(15)                                                     (16)                                       (17)

 

 

(18)  とうとうやりました。 人数が多いと本当にすぐに終わってしまいます。 二人でやったら大変でしょうね。

 

(19)こちらはニンジン畑です。 講師の人が畝を作っていますが何故畝を作るのかは最後まで聞けませんでした。

 

(20)4班が1ベッド(2)分の里芋を収穫中です。 だんだん要領が良くなって来て、手前から奥へ順番に作業を行ない、

   以前片付けに苦労した大きな葉と茎はネコ車に乗せてどんどん運んで行きます。

 

    

(18)                                                     (19)                                       (20)

 

 

(21) ベテラン参加者の方が、親芋と食用にする里芋を要領よく仕分けしています。

 

(22)こちらはミニトマト畑整理担当の第2班。 第一般の作業完了後に駆けつけた為、既に殆ど片付けが済んでいました。

   傍から見ると盛大な焚き火も楽しそうでしたが、勉強にはならないので気の毒でした。 何か焚き火ってボーっと見つめて

しまうんですよね。

 

(23)さて今日のサツマイモと里芋の収穫を女性達が見事に分配してくれました。 これがあるからこの講座は素晴らしいのです。

 

  

(21)                                                     (22)                                       (23)

 

 

 

 これで今日の作業は終了です 

 

1012日から14日まで開催されたコスモス祭も終了し、富田都市農業交流センターの周りはすっかり秋の景色になりました。

このまま帰ってももったいないので、この近所の散策をしてから帰ることにします。

 

(24) ピーナッツを乾燥させる為に積んだ「ぼっち」も近くで見ると2メートル位の高さがあります。 指でつっつくと茎も葉もパリパリに乾いています。

この「ぼっち」は他の畑のものですが、なかなか良く作られています。 先人の試行錯誤と知恵が凝縮してこの形に落ち着いた感じがします。

1ヵ月位「ぼっち」で乾燥させた後に、枯れた葉と茎を吹き飛ばして実を分離するそうです。

 

(25) 道端にはまだ可憐なコスモスがしぶとく生きています。 そして他の命を育んでいます。 なんか女性の生き方そのものを感じてしまいます。

 

(26) センターから御成り街道に向かう途中のエリアはまだまだ美しいコスモスが群生していました。 そして・・今日から花の手摘みが解禁に

なりました。

    

(24)                                                     (25)                                       (26)

 

 

(27)これが我が家の収穫です。 家に帰って玄関と居間に飾りましたが・・・・やっぱり自然の中で力強く生きている可憐な花の方が綺麗に

感じるのは私だけでしょうか?

 (27)                            

 

以上