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ちば市政だよりを読んでいると、特に今の時期は市民参加型の新規事業の募集、サークルや催事物の募集を行なっている

ことが多い。 今回はいくつかの応募を行なったが、そのうちで最も興味をそそられたのが「迷惑電話チェッカー」のモニター

募集記事だ。 ナンバーディスプレイ契約をしている電話の持主で、所定の報告をすれば二年間に亘り、モニターとしてこの

チェッカーを無料で使用が出来る。どの様にしてチェックを行い、どの様に警告するのか興味があったので早速応募してみた。

 

申し込み方法は簡単で、所定のフォームに自分の住所・氏名・連絡先を書いて区の保健福祉センターへ申し込めば、その場で

チェッカーを貸し出してくれる。自分の場合は区役所に行って申し込んだところ、「各区に50台の割り当てがあるが、あなたは

2番目です。千葉市全体ではウィルコム社からチェッカー300台の無償貸与と無償使用料金の申し出を受けたので是非とも市民

の皆さんに使って頂いて詐欺などの犯罪被害を防いで欲しい」とのことでした。 千葉市に居住の皆さんは使ってみたら?

 

 

(1) チェッカーの基本動作はこうだ。 まず電話器に接続されたチェッカーには別途集計された迷惑電話の発信番号(ブラックリスト)

が最大3万件格納されている。 電話がかかってくると、その相手の電話番号とブラックリストを照合して、一致すれば

赤ランプと音声で警告を発すると共に電話器のベルを鳴らさないようにする。 もしブラックリストと一致しなければ、青ランプまたは

黄ランプが点灯して電話器のベルを通常通リ鳴らして着信を知らせる。 尚、このブラックリストは随時、迷惑電話チェッカー宛に

PHS回線を通して更新されます。 そうです。この迷惑電話チェッカーはウィルコムが得意とするPHS回線を使って管理されて

いるのです。下記(1)の図を参照してもう一度動作を確認して下さい。

 

(2) (2)はもう少し突っ込んだ動作を説明しています。 それは特定の電話番号を自分で拒否の設定をしてブラックリストに加える

とか、問題ないと分っている電話からの着信は青ランプを点灯させる等の個別制御が可能です。また、発信番号非通知の電話を

受信した際の動作設定も行なうことが出来ます。 私は赤ランプを点灯させ、相手には番号を表示させて再度電話をかける様に

メッセージを送る設定にしました。

 

(3) これが借用した迷惑電話チェッカーの全てです。 本体、電源アダプター、そしてモジュラージャック電話線1本で構成されます。

接続は簡単。 電話回線と現在使用している電話器の間に迷惑電話チェッカーを接続し、電源を入れるだけです。

暫らくするとPHS回線を通じてブラックリストと日付、時刻の設定が自動的に行なわれます。

  

(1)                                              (2)                                                       (3)

 

 

(4) 迷惑電話チェッカーはFAX電話器の奥側に設置しました。 これが待ち受け時の状態です。 チェッカーのPHSアンテナも見えます。

 

(5) 正常受信時の表示です。 相手の番号で青ランプを点灯させる登録をしたのでチェッカーの青ランプが点灯し、電話器のベルが鳴っています。

 

(6) これが発信元の電話番号が非通知の場合の表示です。 赤ランプが点灯し、呼び出し時音は鳴りません。

 

  

                         (4)                                                                 (5)                                                            ( 6)

 

 

まだ使用開始を開始したばかりなのでモニターとしてのコメントは何もありませんが、既にブラックリストに登録された電話番号からの着信が1

ありました。 まあこれで「オレオレ詐欺」の電話がかかってきても安心・・・とは言えません。 ブラックリストはあくまで過去に認知されたものなので、

あまり有効とは言えないと思います。 それでもひっかかる確率が少し下がるのかもしれませんが、最後は本人の自覚しか無いのでしょうね。

2年を経過すると使用料金が有償なってしまうので、それまではしっかりとモニターとしての責務を果たすつもりです。

 

以上