(下のサムネール画像をクリックすると拡大します)

 

大型台風18号の大雨の翌日、8回目の農業体験教室に参加しました。 前回は92日なので一ヶ月以上手入れをしていない

状況です。 やはり最低で月2回の手入れが必要と思いますが、今回は「手入れをしない家庭農園」のケーススタディになりそうです。

 

 

+++++到着が早すぎたので千葉市ふるさと農園内を散歩しました+++++++++++++++++++++++++++++++

 

(1) 温室では水耕栽培で、トマトや小松菜の実験栽培を行なっていました。 今日はトマトが殆ど終わり、小松菜がメインです。

室内は空調管理され、栽培は全て温度とPHが管理された栄養液で行なっています。

 

(2) トマトはたった2株だけ。 いかにも実験室風で、この為に大きなプールやポンプ、温度制御装置が設置されていました。

 

(3) こちらは小松菜。 今回我々も畑で栽培していますが、こちらのほうは葉の痛みも無いし、とても綺麗な感じで育っています。

 

  

                          (1)                                            (2)                                                         (3)

 

 

(4) 長屋門の前には、まだ元気に向日葵が咲います。 

 

(5)長屋門を入って右奥には移設改修された水車小屋があります。 今でも回り続けています。 

 

 

                   (4)                                                 (5)       

 

 

+++++ 次に畑の様子を観察します +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

(6)9月に入ってから台風やにわか雨が多かった為か、野菜全般的には順調に育っています。 ニンジンも雑草と一緒に元気に育っています。

今日は草取りと間引きをしなければなりません。 元々ニンジンは発芽しにくい野菜なのだそうですが発芽後に一定の水分が確保され

れば結構元気に育つ様です。 我々が種まきしたのは715日。 この頃は雨が少なくて発芽率はあまり良くありませんでした。

 

(7)9月2日に撒いた小松菜はネットの中に一杯に育っていました。 もう限界なので収穫しなければなりません。

 

(8)ピーナッツも雑草に紛れて元気が良くありません。 今日は早めですが、これ以上放置すると病虫害が発生するので今日は収穫の予定です。

 

  

(6)                                                  (7)                                                     (8)

 

 

今日の作業

 

(9) まず、ピーナッツを収穫することにしました。 千葉ふるさと農園は住宅や文教地区の中にあるので、ボッチを積んで乾燥させてから

脱穀機で殻を吹き飛ばす本来の方法は取れません。 従って、今回は茹でピーナッツとして収穫して参加者が殻のまま持ち帰ること

になりました。 最初に全員でハクビシンやカラス対策で張ったネットを外します。 ピーナッツやトウモロコシは病虫害だけでなくて害鳥や

害獣に荒らされるので結構手が掛かります。

 

(10)ピーナッツの実は落花生の名の通り、土中に潜っているのでクワを使って根を浮かせる形で掘り起こします。 それでも後から手で掘る

とかなりの実がうずもれていました。 ましてや、手で抜いたりすると殆どの実が土中に残ってしまいます。

今回は土寄せを何回か繰り返しているので、畝の間が低くなっていてクワが入りやすくて掘り返し作業は比較的楽に出来ました。

 

(11)収穫した落花生を引っくり返して実の様子を確認します。 うーん実の数が少ないし小さいなー。 でも仕方がありません。 今回は

病虫害にやられる前に、早めの収穫をしたのですから。

 

  

(9)                                           (10)                                               (11)

 

 

(12) 面倒ですが全員でピーナッツの実を手でちぎり取ります。 人数が多いので短時間で終わりましたが、一人、二人で作業すると

考えると気が遠くなります。

 

(13) この株はまだ充分に育っていませんね。 この写真では受粉した花がしぼれて子房柄(しぼうへい)となった様子が良く分かります。

子房柄の先は尖がっているので、土に刺さった後に土中で種()として成長します。 

 

(14) 手が掛かりすぎとか、何だかんだ言ってもこんなに沢山の収穫がありました。 これを参加者20人で山分けします。

 

  

                       (12)                                           (13)                                               (14)

 

 

(15) 次にニンジン畑の除草と間引きを行ないます。 今回の講習は家庭菜園の実態に沿っているようで役に立ちそうです。

こんなに雑草が伸びる様な栽培をしたら、通常は講師から叱られてしまいます。

 

(16)間引きは7cmから10cm程度の間隔になる様に行ないます。 既に大きく育っているので間引いた分は収穫として持ち帰る

   ことにしました。 右側の3本は7月15日に1回目の種まきをした分、左側の小さいのは8月19日に発芽不良の場所に

種を追いまきした分です。 収穫が予定されている来月になると、大きく育ってくれると思います。

 

(17)全員(18)で草取り、間引き、土寄せ、追肥を行ないます。 私以外の参加者は自宅で家庭菜園を実践している様で作業の

   手際が良くて作業はどんどん進みます。

 

  

  (15)                                           (16)                                                    (17)

 

 

(18) 間引いたニンジンです。 一回目の種まき分は十分に大きく成長しています。 2回目の種まき分は小さいので、サラダで食べると

良いそうなので持ち帰ることにしました。

 

(19) 作業終了! Mission Complete! 来月の収穫が楽しみです。

 

(20) こちらはネットを外した小松菜。 最近は雨が多かった為か、柔らかそうな葉がびっしり! 予定を早めて今日は全部収穫します。

     

   

                   (18)                                              (19)                                                  (20)

 

 

(21)多少、雑草が混じっていますが防虫ネットの効果抜群でみずみずしくて美しい小松菜です。 小松菜は利用範囲が広いし、

茹でた後に冷凍しておけば長期間楽しむことが出来るそうです。

 

(22)どんどん収穫を進めて行きますが、地植えなので根に付いた土が折角の白い茎の部分を汚してしまって見栄えはどんどんと悪く

なってしまいました。 水耕栽培は別としてプロの農家はどの様に処理しているのでしょうね。

 

(23)小松菜の種まき可能期間は長いので、収穫作業と並行して別の場所に種まきを行い、ネットをかぶせます。 これで次回も

 新鮮な小松菜の収穫が出来ます。 本来はお正月のお雑煮に使えるタイミングで種まきをしたかったそうですが、月1回の

講習ではタイミング的に無理でしょうか。

 

  

                (21)                                                 (22)                                                   (23)

 

 

(24)収穫したピーナッツ、小松菜、ニンジンを参加者に分配します。 野菜作りの楽しみはこの瞬間に集約されますねー。 一緒に作業

した仲なので皆さん和気あいあいで、量が多いの少ないのと文句を言う人は誰もいません。 (以前にはあったそうですが)

こうして並べてみると大地の生産能力は大きいなと改めて感じてしまいます。  でも地球の気候の微妙なバランスが狂ったらこの様な

天の恵みを受けることが出来なくなるのでしょうね。 大地は偉大です。

   

                (24)                                     

 

 

 ビーナッツは生のまま塩ゆでにして食べてみました。 柔らかいのですが味が濃くて後を引いてなかなか止められません。

★ ニンジンはサラダで戴きました。 新しいのでカリッとして甘みがあって感動ものです。                     

★ 小松菜はお浸しにして戴きました。 特有の香りとシャキッとした食感がグッドでした。 自給自足に憧れてしまいます。

 

 

以上