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早いもので422日から始まった農業体験教室も今日で10回目、そして最後の日となってしまいました。

今回の体験教室は家庭菜園を営む方に対して実践的な手法紹介を基本とした講義やケーススタディを多く取り込んだので、

本格的な農家の手法と違って効率は度外視、収穫した作物の大きさの違いや見た目や歩留まりも重視せずに健康に良い

野菜作りを目指した感じでした。 更に月1回の講習なので草取りや施肥等の手入れも行き届かなかったことも併せて考え

ると、まさに一般的な家庭菜園の実態に沿った野菜作りの体験教室と言えます。 勿論、農薬は殆ど使いませんでした。

そんな意味合いからも農業素人の自分にとって想定外の経験をさせてくれた素晴らしい体験教室であったと思います。

やっぱり農業は人類発生以来の労働・経験集約産業で、その手法は限りなく広がっているのだと改めて感じました。

 

 

今日の作業

今日の作業は、残っている「小松菜」と「ニンジン」の収穫だけなので、早めに終わりそうです。 

朝のブリーフィングを終えて畑に向かいました。

 

 

(1) 畑の入口にある長屋門の間から四季折々の花が見えて目を楽しませてくれます。 手の行き届いた日本の古い建物から

春夏秋冬ごとに違った趣を感じるのは、私が日本人だからでしょうか?

 

(2) 長屋門をくぐると、この花壇が目に飛び込んで来ます。

 

(3) 今日の、ひとつ目の仕事・・・ニンジンの収穫を行ないます。 それにしても草ボウボウでニンジンの葉が良く見ないと分かり

ません。 これって雑草と一緒に育てる自然農法なのでしょうか? いや、違います。 前に手入れしてから1ヵ月経過して

いるので、雑草が勝っているだけです。 土も固く締まっているので、スコップを入れて周りの土をほぐさないとニンジンが抜けま

せん。  107日に行なった間引きの時の方が土が軟らかく、ニンジンもみずみずしくて味も良かった様な感じがします。

 

  

                          (1)                                            (2)                                                         (3)

 

 

(4) スコップを少し離れた所に入れて揺さぶる・・・大きなニンジンの姿が現われて来ました。 雑草と一緒でも良く育っています。

 

(5) 雑草が多すぎて、良く見ないと何処にニンジンが埋まっているか分からないので注意深くスコップを入れて行きます。 

 

(6) 結構沢山の収穫がありました。  今日は酷寒かつ雨の予報なので参加者がいつもの半分の10人に減ってしまいました。

仕方が無いので(ウソ)10人で分配することにします。

 

  

                   (4)                                               (5)                                                         (6)

 

 

(7) こちらは小松菜。 畝の向こう半分はとても生育が良かったのですが、手前半分は夜盗虫にやられて全滅。 その後に種を撒き

直したものを収穫します。 

 

(8) 小松菜は秋以降は気温が下がっているので虫は付いていませんが、生育が遅いので硬そうな感じです。

 

(9) 皆で最後の収穫の小松菜を自分の持ち帰り袋に入れています。 大人同士なので仲良く均等に分けて和気あいあいと

作業を進めています。 こんな雰囲気がとても楽しいです。

 

  

(7)                                                  (8)                                                     (9)

 

 

(10)     収穫が全て終わり、畑も寂しくなりました。 畑の神様と自然の力に感謝の気持ちが涌いて来ます。 

 

(11)     適切な写真が撮れなかったのですが、農園内に移設された農家の台所では当番制で毎回お茶を沸かしていて、 

作業終了後には土間でお茶を戴きながら反省会と家庭菜園で野菜を育てる為のポイントのレクチャーを受ける

ことになっています。今回は、私の班がお茶当番です。

 

 

(10)                                           (11)       

 

 

以上

 

 来年は家の近くに家庭菜園の畑を借りて全て自分の手で野菜作りをしてみたいのですが、こんなに役に立って   

★ 楽しい講座が開催されるのであれば使わない手はありません。 赤字財政の千葉市が主催しているので来年は  

★ 開催するか否かは不明ですが、もし募集するのであれば応募してみたいと思います。 但し、競争率は高い様です。