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車を運転中に異様な動きをする他車や危険な走行をする自転車乗りに対して以前よりも強く不安感を多く持つようになって
来ました。 自分の年齢的な問題だけとは思えません。 追越車線をゆっくりと走る車や周りの動きを全く気にしないマイペース
運転の自家用車は勿論ですが、安全確認もせずに(顔も向けずに)脇道から飛び出すように左折してきて悠々と私の前を走る
車が増えて来た様な気がします。
多分、ご本人はこちらの車に気が付いていないのか、スピード感覚が全く無いドライバーに
違いありません。 殆どが高齢者ドライバーか運転に慣れていない感じのドライバーの様です。 それに加えて自転車や歩行者
の優先通行意識が強くなって来ているのか、一部の人達がかなり強引に突っ込んで来るケースが多いと感じます。
これらの危険な人達に対して
こちらが十分注意していれば良いのだろうけど、想定外の動きをされた場合は状況によっては避け
きれないケースが発生する心配があります。
そんな理由から、何か事が発生した場合に可能な限り正確な状況把握を行なうことを目的として、我が家の車にドライブレコーダー
を取り付けてみました。
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(1) ドライブレコーダーは数千円で購入可能な廉価品から数万円もする超高級機まで沢山の製品が市場に溢れていて、どれを
選んで良いのか迷ってしまいます。 単純に録画だけなら数千円の商品でも十分間に合うと思いますが、いざ事故の際には
画像はある程度は鮮明である必要があるし、表示時刻の正確さも重要と思います。 また、西日本地区(60Hz)でLED
信号機の認識に問題発生の可能性がある機種が殆どなのでこの点も注意する必要があります。 この場合、説明書に
『●LED式信号機は点滅して撮影される場合や色の識別ができない場合があります。それにより発生した損害については
弊社は一切責任を負いません。』との記載がある筈です。 まあ・・東日本では関係の無い話ですが。
私の場合は安全面の機能だけでなく、走行ログと時刻が正確に取得できて、パソコンから地図と録画の両方を楽しめるGPS
内蔵の Yupiteru
DRY-WiFi40sを選択しました。 実績のある国産メーカー製品であることもポイントとして重要と思います。
(2) 更に、超小型のドライブレコーダーをフロントガラスに付けた状態で設定や画面の確認が困難なので WiFi機能を使ってスマホ
から操作できる機能も重視しました。 但し、録画中にスマホの設定画面を開くことは出来ないのが少々残念です。
(3) パッケージにはドライブレコーダー本体、GPSユニット、マウントブラケット、シガーライターの+12VからマイクロUSBで+5Vを
給電する電源アダプターが含まれています。 パソコンやスマホの関連ソフトは全てネットからダウンロードします。
自分の走行
位置や速度記録はGPSのNMEAファイルとして記録されますので、これらを証拠として残したくない場合はGPSユニットを
本体から取り外すことも可能です。
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(4) 我が愛車のシガレットライターは常時+12Vが給電されているので、エンジンが停止中でもドライブレコーダーが録画をし続けること
になってしまいます。 このままでは使えないので少々手間がかかりますが、アクセサリ電源またはイグニッション電源から給電する様に
配線を新設しなければなりません。 そこで、グローブボックス裏側の配線を確認しましたが、既にカーナビ、カーオーディオ拡充、
カーセキュリティその他の配線でグジャグジャです。 もうスペース的に限界で新たに配線を追加する余裕はありません。
(5) そこで、ヒューズボックスの空きスロットを使って、ここからアクセサリ電源を取り、今までと異なるルートで配線を行なうことにしました。
丁度ヒューズボックスのスロットNo.4が空いていてアクセサリ電源ピンも来ているのでここを使います。
(6) 既存のヒューズ回路を使いながらヒューズボックスから電源を分岐する特殊ケーブルがカーショップで売られています。 こんな
間に合わせものを使うのは好みでは無いのですが、今回は仕方が無いと諦めて使うことにしました。 但し、ドライブレコーダー側に
2 Ampのヒューズが入っているので、画面にある白いヒューズケースは使いません。
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(7) ドライブレコーダー付属のシガーライタープラグに写真の様に電源線を自分で追加しました。 取り回し時の保護の為に配線に黒色
の布テープを巻いて念には念を入れます。 私のドライブレコーダーはネットで最安値のものを購入した都合上シガーレット・ライター
から給電するタイプなのですが、元々直接配線するタイプも販売されているので一般的にはそちらをお勧めします。(DRY-WiFi40d)
若しくは別途販売されているオプション電源が購入可能です。 私は配線を付け加えることで対応しました。
(8) 助手席側のエアコン吹き出し口を外して空きスペースに上記の電源を押し込みます。 その際に電源ケースと車体が当って異音が
発生しない様に薄いスポンジを巻いておきます。 ドライブレコーダーの取り付け位置はルームミラーの脇なので、更にそこまで電源
の出力線(USBケーブル;+5V)を這わせる必要があります。
(9) そこで助手席側のピラー(支柱)の内装カバーを外して配線するのですが、ここにはエアバッグが収容されています。 エアバッグの
動作を妨害しない様に注意深く線を這わせます。
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(10) ピラー上部からウィンドーガラス上部沿いの内装カバーに配線を押し込んで、ようやくルームミラー近くの空きスペースまで這
わせることが出来ました。 ここまで来ればもう安心です。 あとはドライブレコーダー本体を取り付けるだけです。
(11) ドライブレコーダーのマウントブラケットは両面テープでウィンドーガラスに貼り付けます。 但し貼り付けてから24時間はドライブ
レコーダーを取り付けてはいけないそうです。 従ってブラケットは前日までに貼り付けておきましょう。 取り付けはガラス幅の
上部20%以内に収まる様に注意します。 また、ワイパーが拭き取る範囲内に収まる様に注意しましょう。 電源線はプラグ
で本体に差し込むだけです。 更に取り付け場所はルームミラーの助手席側が無難です。 運転席側は視界を妨げる可能性
があるので整備不良車となる可能性があります。 車検も通らないかも知れません。
(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】〈第一節〉第39 条(窓ガラス))
(12) さて、取り付けが完了して試運転に出発します。 ドライブレコーダー本体のモニタ画面は設定で常時表示モードか30秒後に
暗転する様に選択出来ます。 通常は30秒後に暗転する様に設定します。
どうしても画像を見たい(と言っても運転席で見える景色と同じ)人はWiFi機能を使ってスマホから参照することが可能です。
これが結構面白いです。 画面で見るとすごくスピード感があって自分が暴走車両の様に思ってしまいます。
添付の画像はマイクロSDHCカード(Class4以上)を抜いてパソコンにコピーした画像ファイル(MP4)を貼り付けたものです。
記録は概ね245Mbyte 約3分間に分割してSDHCカードに記録されます。 GPSログも約100Kbyteを同様に約3分
間に分割して記録されるので、16GbyteのSDHCードを使っても120分程度でメモリーが一杯になってしまいます。
通常はこれらを上書きモードで古いものから上書きして記録しますので、最終的には最新の120分間が残ることになります。
また、事故で一定のショックを感じた前後1分半の情報や、パネルの押しボタンを押した前後1分半の画像は上書きされない
様に設定することも可能です。 この画像はドライブレコーダーで撮影した動画なので先に述べた信号のチラつきも確認できます。
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(12) YouTube
(13) Yupiteru のGPS対応機種にはGoogle Mapと併せて記録画像をパソコンで参照出来るソフトが提供されます。
少々完成度の低いソフトと感じますが、再生すると結構面白いです。添付画像の様にスピードや加速度まで確認出来ます。
事故対策だけでなくて、この様な楽しみがあればこそドライブレコーダーの価値が上がると思います。
他のメーカーの製品は判りませんがYupiteruは良いところに目を付けたものと感心してしまいます。
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★★★★ 車に乗りながらスマホの画像を見て楽しむのは良いのですが、やはり危険です。 あまりアチコチ触らずに ★★★★
★★★★ 運転に集中する必要があります。 特に好奇心の強い方は十分に注意しましょう。
★★★★
★★★★ DRY-WiFi40c プロモ2参考情報 https://www.youtube.com/watch?v=ZORLjx-YLgU ★★★★