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スマホを使い出してから充電が面倒になった。 ガラケー時代は専用のクレドールに携帯電話器を置くだけで自動的に充電

が始まるが、スマホになってからは本体底面にあるmicro USBコネクタにケーブルを差し込まなければならない。

この操作は面倒なだけでなく、結果的にスマホ本体のUSBコネクタに対してダメージを徐々に与える結果となってしまう

 

USBコネクタの抜き差し寿命はUSB規格で勧告されており、標準仕様USB1500回、コネクタ形状が台形のMini

USB5000回、スマホで主流のmicro USBコネクタで10,000回程度と進化しているが、これらは一定の環境下で

機械的に行なう試験のガイドラインであり、実際の使用環境下では温度変化や湿気、抜き差しの際に斜めや横にかかる

ストレス、基板のハンダ面にかかるストレス、更に接点表面に付着するであろうゴミやホコリが接点やコネクタハウジングの

磨耗を加速する等のマイナス要因が考慮されていない。 

と言うよりは実生活面の環境を耐久性のパラメータとして採用することが困難であるからに他ならない。

ここまでを要約すると、USBコネクタ等の金属接点は一般的には設計寿命よりも短命であり、使い方によってはスマホ

本体よりも先にコネクタが故障して充電不能となる確率が高い』ということである。 (接触抵抗の増加や物理的な磨耗)

現に自分も過去には、クレドールの無いガラケー、Garmin Edge705Mini USBiPhone4Sのドッグコネクタで接点

不良による充電不能を経験している。 

そもそも長期間に亘り毎日行なう必要のある充電を通信ケーブルであるUSBケーブルを使用して手で抜き差しして行なう

こと自体が問題であると個人的には思います。 ケーブル側は交換が容易ですが本体側コネクタのダメージは製品ライフ

サイクルが短いこの種の製品に於いては修理自体が不能となるケースが多いと思います。 

(製品ライフサイクルとは製品の導入・成長・成熟・衰退のサイクルを指し、終焉期には販売、修理サービスが停止されます。

但し、PL責任ではリコール期間は導入から10年間継続し、民事上の賠償責任は最長20年間継続されます。)

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(以下記事のサムネール画像をクリックすると拡大します)

 

(1) そんなことを思い巡らしながらAmazonのオンラインショップで調べて見るとピッタリの対策品が ここ にありました!

スマホ本体に一度差し込んだら抜く必要の無い小さなUSBコネクタと、相手側のマグネット充電ケーブルセット

です。 マグネット枠に囲まれたUSB電気接点は金メッキされ、スプリングテンションで圧力をかけて接触を確保

する方式なので挿抜操作が非常に楽ですし、スマホ本体のmicro USBコネクタには全くダメージを与えません。

私は思わずこの製品をポチりましたが、他にも何種か類似品がありますので、ご自分で判断して下さい。

勿論、iPhone用ライトニングコネクタ用も販売されています。

    尚、この紙面で詳細を説明するよりは下記URLの動画コマーシャル画像を参照した方が分かり易いと思います。 

但し、この動画はライトニングケーブル タイプの説明です。 下のサムネール写真はAmazonの販売ページです。

   動画CMURL: https://www.youtube.com/watch?v=XN5zHTq04VE

 

                     (1)

 

 

(2) 使い方は写真の通りです。 マグネット充電用コネクタ(micro USB or Lightning)を本体に差し込んだあとは

マグネット充電ケーブルを近づけるだけで、ピタッと正しい位置にくっついてくれます。 表裏はありませんし、正しく

セットされると青色のLEDが点等します。

 

(3) マグネット充電用コネクタは追加で購入可能です。 タブレットPC用に購入するのも良いかも知れません。

 

 

    (2)                                                (3)

 

 

(4) 購入したマグネット充電ケーブルとmicro USBコネクタを眺めてみます。接点数は5pinあるのでスマホをUSB

ストレージとして写真やデータの書き込みや読み取りも可能です。 ケーブルの反対側は標準USB2.0用の角型

コネクタです。

 

(5) 充電ケーブルのPinは金メッキされていますが、耐久性については使って見なければ分りません。 でもスマホ本体側の

USBコネクタを充電のたびに抜き差ししなくて済むので将来的にも安心と思います。

 

(6) スマホ本体に差し込むmicro USBコネクタのPin側です。 こちらの接点部も金メッキされています。 

 

  

                        (4)                                                        (5)                                                       (6)

 

 

(7) micro USBコネクタを本体に差し込みます。 私のSharp AQUOSでは抜くのに苦労する程、しっかりと入ります。

 

(8) マグネット充電ケーブルを近づけると自然に最適なポジションに収まり、青いランプが点灯すると共に充電が開始しました。

 

(9) コネクタを外す場合は、引っ張り抜くのでは無くて、写真の様にコネクタを斜めに押すだけでポロリと外れてくれます。  

素晴らしいアイディアです。 でもこのケーブルは現時点でネットショップでしか入手出来ないのが残念です。

 

  

                     (7)                                                            (8)                                                         (9)

 

 

(10)    今回のマグネットケーブルには関係無いのですが、最近はUSB type-Cが脚光を浴びて来ました。 まだスマホでの実績は

不明ですが、メリットはiPhoneLightningコネクタと同様に表裏の区別を気にせず差し込めること、接点の電流容量が

増加したこと、USB3.1でも使用されるコネクタであることです。 そうなると、データ転送速度が10Gbpsも夢ではなくなり

ます。 挿抜回数の規格は micro USBと同様に 10,000回となっています。  まあ、スマホの充電に使わなければ十分

な耐久性能を持っていると思いますけどね。

 

                      (10)

 

 

*注)この投稿は商品の宣伝ではありません。 

あくまで個人の感想をメモしたものですので、内容についての責任は負いかねます。

 

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microUSBの故障 でググると意外と故障が多い様です。 表裏を逆にして無理矢理押し込むのは論外ですが、

部品が小さいので一寸した力の歪に弱いことも否めません。 今回のマグネット式アダプタの耐久性や水漏れの 

際の問題点は不明なのでこれから使用しながら確認することにしますが、少なくとも本体側のコネクタ寿命 

延長には寄与しそうです。   スマホの寿命は金属接点の他にバッテリーや発熱の多い部品、そして実装  

されたAndroid OSの最新アプリ対応能力等のファクターが大きいのですが、まずは不安要素のひとつが   

消去できたと信じています