Amazonウェブサイトを何となく眺めていたら、BMW E46用のリアビューカメラが何と1431円の低価格で販売されているのを見つけてしまいました。 年式の古い車なのでこのチャンスを逃したらもう手に入らないかも知れないと悩んでいるうちに、勝手に手が動いてポチってしまいました。 勿論、中華製ですがこの値段であれば駄目元と思ったのも事実です。

実際の取り付けは・・・サイズが合わなくて全然ダメ! 念の為、中国の販売元に問い合わせたところ代替品を送付してくれたのですが、こちらも一部を削り取る等の加工が必要でした。   それでもカメラ本体は値段の割には性能が良くて最終的には概ね満足な結果となりました。

 

 

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 左の写真がAmazonサイトに掲載されていたBMW E46用のバックカメラです。

形状は既存のライセンスランプを外してポン付けの様に見えました。

ライセンスランプその物はオリジナルの T10 37mmの電球から、カメラに組み込まれたLEDランプに変更となっています。 値段の安さを感じさせない見た目は非常にグッドですね。 

 

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これがバックカメラキットの全てです。 箱はなくて国際スピード郵便(EMS)用ビニール封筒の中に更にビニール袋に入れてありました。

受領時に簡単な動作確認をしましたが結構鮮明なカラー画像が映し出されて少々ビックリ!

本体+電源コネクタ+6mのビデオケーブル+中国からの送料込みで1400円とは信じられません。 

これで販売店の対応と商品そのものが良ければ、中国製品は日本にとって脅威となることは間違いありません。 但し、カメラ部分の奥行きが結構厚いのが気になります。

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取敢えず、取り付け作業を開始します。

本体はトランクリッドのライセンスランプを入れ替える形で取り付け、電源は同様にリアトランクリッドに取り付けられているバックアップランプから取ります。

まずはトランクリッドの内張りを外します。 内張り外しさえあれば特に難しい作業ではありません。

 

ビデオケーブルの配線はかなり面倒ですが、過去にオーディオやカーナビ等のアクセサリ製品をDIYで取り付けた経験があれば問題ないと思います。

 

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内張りに取り付けられているツールケースのヒンジを留めているプラスネジ2本を外すと内張り全体が外れます。 このネジの頭は内張りと同じ様な起毛加工しているので、今迄その存在に気が付きませんでした。

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内張りを外すとこんな感じ。

問題はビデオケーブルを配線用のゴムジャバラの中を通す作業です。

私の場合は、このジャバラゴムを嵌めている穴3箇所を全て外して可能な限り直線になる様に引っ張ってから配線通しの針金を通過させました。 通す針金と配線にはシリコンスプレーをひと吹きすると楽に作業が出来ます。 但し、RCAピンプラグは流石に通らないので別途1.5mのビデオケーブルをプラグ側から10cm位でカットして通し、その後にハンダ付けで接続し直しました。

ビデオケーブルのルートは車体側ジャバラ出口からトランク上部を横断後、助手席側ドア下の配線ダクト経由でグローブボックス裏、そしてカーナビのビデオ端子まで通しました。

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次に、トランクリッドに取り付けられているライセンスランプやトランクリッド・解錠スイッチが収められている細長いハウジングをT20トルクス4本を抜いて外します。

 

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トルクスを外してもハウジングが外れない場合は、内張り外しを隙間に突っ込んでから慎重にこじって全体を剥がします。 この際、塗装面を保護する為にガムテープやウエス等で養生することをお勧めします。

 

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ハウジングの裏には写真の通り薄いゴムシートが貼り付けられていて、これがボディ面と癒着していた様です。

このゴムシートは作業の邪魔になるので切れない様に注意深くハウジングから剥がしておきます。

 

 

 

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リアビューカメラは車体助手席側のセンター寄りが良いと考え、左側のライセンスランプを外して、その跡地に押し込むことにしました。

ライセンスランプのレンズはマイナスドライバーで向かって左側に押すようにこじると簡単に外れますが、写真の黒くて細長いランプホルダーが邪魔してカメラをハウジング内に納めることが出来ません。

そこで、細いマイナスドライバー2個を使って合計4箇所のノッチを押しながらこじりながらランプホルダーをハウジングから外します。

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左側ランプホルダーの裏側の配線です。 ライセンスランプの配線は左側ランプを経由して右側ランプに接続されているので左側は配線数が多いですね。 この配線はカメラに内蔵されているLEDランプに接続します。

ランプホルダーの端子部で同じ色同士の線が接続されているので、私はホルダーから抜いた線のフラットコネクタ同士を向かい合わせて差し込んで接続を確保しました。

但し、電気配線は物理的にカメラを固定してから行なうことをお勧めします。

 

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左側ライセンスランプの跡地にバックカメラを押し込みます。

配線はビデオケーブル(メスRCAコネクタ付)+12V電源ケーブル(ピンジャックコネクタ付き)LED

ランプ用配線の3種です。

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LEDランプの明るさと色を確認する為に通電してみます。 写真では緑色に見えますが実際の光は色温度が6000K程度の白色でイイ感じです。

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イイ感じもここまで。

何とバックカメラの奥行きが厚すぎて、カメラ本体がここまでしか入りません!! orz!

Amazonの商品写真では奥行きが殆ど無い様に見えたのですが、送られて来た現物は写真の様に平らな面から奥行きが34mmもある四角い箱の為、断面が三角形のハウジング内に収めるのは到底無理。

仕方が無いので作業を中断。 Amazon経由で中国の販売元に事情を伝えたところ、どうやら何かの間違えで違ったものが送られた様で、代替品を急いで送るとのこと。  中華製とのことであまり期待していなかったのですが、思ったよりもサービス精神がある様で安心しました。

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これが一週間程後に送られて来た交換品の写真。 奥行きが大分薄くなっています。 これならポン付けでOKかと期待させる品です。 早速、作業を再開しました。

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しかし・・・またorz!

やっぱりカメラ台座の樹脂が厚過ぎて、キチンとハウジングに収まりません。 

またも駄目か・・・とがっかりしながら良く見ると、ハウジングと当る側の枠を8mm程カットすれば収まることが分かり、元々14mmあった枠の高さを6mm程にカットして問題解決!!

尚、加工の際にネジで固定されている黒いカメラブロックは外した方が安全だし、作業もやり易いと思います。

 

 

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ピンボケですがカット後の形状をもう一枚。

「てっぺんから、エッジの角まで一直線になる様にカットする」と説明した方が理解し易いと思います。

左画面の赤い線はカットを入れた面を示しています。

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カット作業が順調に進んでカメラユニットがようやくハウジングに収まりました。

LEDランプの横部分の不要な四角い穴とカメラユニット周りの隙間をゴム系の充填材を使って塞いだので少々見栄えが良くありません。 でもこれで防水は完璧です。

固定はタッピングスクリューを対角線上に2本入れて締め付けました。

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ここでまた orz!

今回は気楽な作業の筈ですが思わず血圧が上がり、ガックリ疲れることの連続です。

右側のライトが黄色いのはまだLED化していないので仕方がないのですが、問題はカメラユニットに付いている左側LEDライトの光がカメラの黒いブロックに邪魔されて光がナンバープレートの中心部まで届かないのです!!! (写真14で形状を確認するとその理由が分かります)

そう、このカメラユニットは右側のライセンスランプの場所に設置すべきものなのです。

そんなこと説明書に書いてないけど、取り付け前に自分で気が付かなくちゃね。 自己嫌悪です。

そんな訳で、カメラユニットを30分かけて右側に移動することにしました。

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バックカメラを右側のライセンスランプに移動しました。

今度はLEDライトの光を邪魔する物が無い為に、ナンバープレートの中心まで光が届いています。

(写真はナンバーを消去した都合上、光の筋が正しく反映されていません)

ナンバープレートの左側はまだLED化されていないので黄色い光のままです。

本音を言うとライセンスランプは特にLED化する意味が感じられないのですが、今回の様に色が違った場合は流石に左右共に同色のLED化せざるを得ません。

よく見ると、カメラの黒いブロックがナンバープレートの右上の隅に覆いかぶさっていますが、数字から離れているので、多分整備不良にはならないであろうと自己責任で判断をしました。

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バックカメラの電源はバックライトの+12Vとそのアース線から取ります。

バックランプのプラス側は 青/黄

バックランプのマイナス側は 茶色

いずれもトランクリッドの内張りカバーを外してバックランプユニットの裏側から取り出せます。

写真はリアシート裏でバックライト線からジャンパーした様子であり、この方法でも可能ですが今回のケースではお勧めしません。 線の色だけ確認して下さい。

 

 

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ようやく完成しました。

やっぱり安全上からもバックカメラは付けた方が良いですね。 付けて良かったと感じます。

但し、下記の3点を予め理解しておく必要があります。

(1)バックカメラは 左右が逆で投影されている。

(2)写真のガイド線は自車の幅を示しているものではない。 あくまで目安。

(3)左右赤黄緑線の位置は実際とずれている。

 

何故ならば  (1)カメラから見ると例えば右側をモニター画面では左側に投影する必要があるため。

(2) 左右の線は、車の幅とは関係なくカメラ本体で決められたものである。

        (3)カメラは自動車の中心部に取り付けられていない為です。

 

 

 

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今までバックカメラの付いた車を運転したことが無い身にとっては後方の安全確認が容易になったこと以外に、車止めの無い駐車場や縦列

駐車の際には本当に運転が楽になりました。 もっと早く付ければ良かったと今更ながら思ってしまいました。

しかし、これだけの物が何故1400円で販売できるのでしょうか? いくら中華製と言えども製造コストや人件費・送料を考えてみてもあまりに

も安すぎます。 開封前にいつも簡易放射線計(ガンマ線を検知)で検査をしますが、特に問題はありません。(やり過ぎか。折角持っているので)

ひょっとして加工が必要な製品なので正規流通ルートに乗せられない裏ルート製品(昔のジャンク製品)かと、うがって考えてしまいます。

そうでなければ、日本の一般工業製品は中国の同等品質の工業製品に全く歯が立たないことになってしまいます。 中華製品恐るべし!

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