ずっと気になっている○○さんとのメールのやりとり (忘備メモ)      2012.07.21

 

From: ○□△

Sent: Saturday, July 21, 2012 6:29 PM

To: '○○

Subject: RE: 広島・長崎の被爆論文

 

○○さん、

 

こんにちは。 今日も天気が良くないですね。 今日は九十九里に自転車で行く予定だったのですが、雨の予報で明日に延期しました。

戴いた論文はかなりインパクトがありますね。 なかでも「もともと、日本の法律で「被曝限度は11 リ」と決まっていたり、・・・」とありますが、一般的に言われている「自然界から受ける放射線の世界平均は2.40mSv/Yr」との関連性はどうなのでしょうか? それに放射能の被爆に関する統計論が、いろいろな国、組織、学識経験者等々から出ていますが、どれが正しいのか?本当に普遍的な数字として見て良いのか等々混乱してしまいます。 やはり、国が資金を出し運営している研究機関から、責任のある立場の人が責任を以って発表して欲しいですね。テレビのニュースを見ていると他人事の様に責任がかからない内容の話しか聞こえて来ませんね。 全くイライラします。

 

私も基本的には原発は人類が使いこなせない厄介システムであると思います。 こんな悪魔の様なシステムを使い始めたのは、やはり「夢」と呼ばれる人間の欲望を実現させる為に、論理的に可能であれば「発明・開発」としてもてはやされ、現実的な安全性に関する努力を怠ったからとも言えるのでは無いでしょうか。 今までは、「安全論を強く主張する者は夢の実現を阻害させ、コストと時間ばかりかかることばかり言って世の中の発展を妨害する者」 とまで烙印を押されて来たことも事実でしょう。他の産業製品と同様に問題の発生ベースで改善し、それに見合った製造運用コストを算出して社会的インフラを提供するビジネスとして成立している;要は原子炉の安全性も“コスパ”の一部に過ぎなかったのでしょう。

 

今、原発廃止論が大変な勢いで盛り上がっています。 当然なことと思います。 しかし、この運動が時間と共に沈静化する可能性が大きいと思います。 

何故なら、原発を停止した後の具体的で説得力のある方針が見えて来ないからです。 多分、企業はローコストエネルギーを求め、個人は安い電気料金を使った普段の生活に戻りたいと思うからです。  「利益が大幅に減少しても原発反対とか、生活を縮小しても原発は反対!」という覚悟が見えないからです。

 

私見で言えば、「今回の原発事故で、日本人は(人類はかも知れません)原発と言う強大なエネルギー発生システムとの戦いに敗北してしまった。」と思います。 もし、今と同等のエネルギーを社会的に消費することを続けるのであれば、当然のことながら電気料金を上げて現実的な代替エネルギーを使うか、期間を区切った将来のなエネルギー転換移行政策を明確にした上で、停止している原発を次々と再稼働させてローコストエネルギーを確保するしかありません。

福島以外は今迄、何十年も使っていて事故が無かったので急に全原発を停止するのはナンセンスであると言う意見が産業界には強いです(悪魔の囁き)

言えるのは、原発をベースとしたローコストエネルギー、そして原油、天然ガス等の有限な化石燃料に支えられて、世界の人口が増加してしまって、今更どうにもならないのも事実と思います。

 

ここで世界中の原発を停止し、化石燃料と自然エネルギーだけで電力をまかなったら、世界の人口はどうなるでしょうか? もし、中国、ロシア、韓国を含めて世界中の原発使用を継続し、同様の事故があちこちで発生した場合、その放射能の影響が人間の健康と遺伝子に影響したとして20年後、30年後の世界の人口はどうなるのでしょうか? いずれにしろ、人類は既に原発という悪魔と握手して生きているのかも知れません。

 

すみません。 具体的な数字も無く、理論も無い勝手な持論をだらだら書いてしまいました。 その一方で東電と原子力安全委員会を含む政府さえしっかりしていたら、今回の事故は最小限に抑えられたと、いまだに強く思っています。 これから、再稼働するとしたら、相当の改革と教育が必要ですよね。

 

○□△

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From: ○○

Sent: Saturday, July 21, 2012 10:23 AM

To: ○□△-san

Subject: Re: 広島・長崎の被爆論文

 

○□△さん、

Italian Restaurantの件ですが、来週水曜日以降なら今のところopenですのでいつでもご連絡ください。

放射線の件ですが、こちらの息子、親戚等に送った資料です。

かなり東電、政府には都合の悪い論文ですね。

 

ではでは

○○

 

非常に参考になる資料です。

ヨーロッパのECRR

http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/articles/110319_ECRR_Risk_Model.html

の主張とほぼ一致します。

20mSv/yr2%Cancer riskとは人口100,000人の町で新たに2,000人のがん患者がでるという事です。

FYI...